AGAの原因はひとつだけではない！？

女性ホルモンは頭髪の生成を担い、男性ホルモンは体毛の生成を担っている。
これは、一般的によく知られている頭髪や体毛に関する基礎知識です。
では、体内の女性ホルモンを増やせばAGAの解決や予防を行うことができる？
このような疑問が湧きあがってくるでしょう。
確かに、その考え方も間違いではありません。ですが、AGAが起こる原因はさまざまであるため、女性ホルモン云々を考える前に、まずはAGAが起こる原因を知っておく必要があります。

DHT(ジヒドロテストステロン)が薄毛を招く！

そもそも、DHTとはなんでしょうか？
これは、男性ホルモンの一種で、薄毛を誘発する作用を持っています。男性ホルモンにはDHTとTH(テストステロン)とがありますが、THが5αリタクターゼType㈼という物質と結び付くと、DHTという男性ホルモンが誕生します。
そしてDHTは、過剰な皮脂分泌を行う性質を持っており、これにより毛乳頭の内部の頭髪の成長を妨げ、成長期の頭髪が十分に成長する以前に脱落させてしまいます。
つまり、男性ホルモンであるHTが直接的な原因となるのではなく、AGAをつくり出しているのはDHTであるということですね。

低体温が薄毛を招く！

近年では低体温の方が増加の傾向にあるといい、この低体温がAGAの原因となることがあります。
スムーズな発毛と頭髪の成長には、酵素が必要です。
ところが、体内の酵素が極端に不足した場合には頭皮の新陳代謝機能が弱り、これが抜け毛を誘発することになります。
低体温となる原因を特定することは極めて難しいといわれていますが、高血圧や身体を冷やす食品の過剰摂取、偏食などが低体温を招くという説もあります。

睡眠不足が薄毛を招く！

私たちの身体の細胞は、すべて休息時間を必要としており、これがあまりにも不足している場合には、頭皮に送り届けられるはずの栄養分がエネルギーとして消費されてしまうことがあります。
睡眠不足は仕事の作業効率を下げるばかりではなく、AGAの大きな原因となるということも知っておきましょう。