こんなにあった！脱毛症のあれやこれや

脱毛症にはさまざまな種類があり、老若男女を問わずに起こる脱毛症もあります。
脱毛症として最もよく知られているのはAGA(男性型脱毛症)で、頭頂部を中心にして徐々に薄毛が広がっていくという特徴を持っています。
ところが、女性特有のFAGA(女性型脱毛症)という症状もあり、これは閉経前後、更年期に差しかかった女性に多く見られる症状です。
ですが、脱毛症の種類はこの限りではありません。

びまん性脱毛症

中高年以降の女性に多いといわれている脱毛症で、頭部全体の髪が薄くなるという特徴を持っています。この脱毛症が起こる原因はホルモンバランスの崩れであるといわれており、女性ホルモンの分泌が極端に少なくなる中高年以降の女性に起こりやすいということです。
ところが近年では、ダイエットなどによる栄養不足が原因となって、若い女性の中にもびまん性脱毛症の症状に悩まされる方が増えてきているといいます。
そしてさらに、男性の中にもびまん性脱毛症に悩まされる方が存在しているのだとか。
男性がびまん性脱毛症を発症するおもな原因は、パーマ液やカラーリング剤の刺激によるものと過剰なまでのヘアケアが挙げられ、男性ホルモンの影響を受けにくい方の発症率が高くなっているようです。

怪我や皮膚疾患による脱毛症

怪我が治った痕から発毛しない、皮膚炎で頭皮環境が悪化してしまったがために発毛しなくなったなどは、割と頻繁に耳にするトラブルです。
このような状況を放置しておいて自然治癒することができたという例もありますが、いつまでも発毛しない状態が続いているのであれば、頭髪専門のクリニックなどで治療を受けることがベストです。
というのは、どのような状況が頭皮に起こって発毛しなくなったのか？　ということに関して、専門家による診断と治療が必要になる場合がほとんどだからです。
頭髪専門のクリニックは診察費が高額であるというイメージがありますが、怪我や皮膚疾患が原因で起こった脱毛で発毛がストップしてしまったというのであれば、保険が適用される可能性が大。
一人で悩まずに、専門家による診断を受けてみることをおススメします。