現在はまったく薄毛を気にしていなくても、父親や祖父などの近親者の中に薄毛の方がいると、自分も将来的にはあのようになるかも…という心配が当然出てきますよね。
薄毛、特にAGAの場合では、遺伝的な要素が多少なりとも関係していると考えられています。
このような場合では、若いころから育毛を意識したケアを行うことが大切です。
ところが、身内の方に薄毛の方がいないのに、なぜか若ハゲの状態が起こってしまったという方も少なからず存在しています。
ではなぜ、そのような若ハゲの状態が起こってしまうのでしょうか?
人間の身体の筋肉は、ストレスを感じるとご自身の自覚症状なしに委縮します。
すると、なにが起こるのでしょうか?筋肉が委縮すると、その周囲の欠陥にも緊張が伝わり、血管まで委縮することになります。そしてその結果、血行不良に陥りやすくなります。
私たちの体内には、大動脈や静脈だけではなく無数の毛細血管が走っており、それらは食事から摂取した栄養分や酸素を、身体の隅々にまで送り届けるという大切な役割を担っています。
そして、血流が悪くなることによって、頭皮へ送り届けられるはずの栄養分の配達が遅れることになります。
頭皮に栄養不足が起こってしまうと、毛根は仕方なしに栄養分を必要とする髪を切り離すしかなくなり、その結果、若ハゲの状態が起こることがあります。
ストレスを感じたら、お風呂の浴槽でゆっくり身体を温めてリラックスする、ストレッチなどで筋肉をほぐすなど、筋肉の緊張を和らげる工夫を行いましょう。
睡眠時間が極端に不足すると、筋肉が休息する時間が短くなり、やはり緊張から血行不良が起こりやすくなります。
数日間の睡眠不足で急激な血行不良が起こることはほとんどありませんが、慢性的な睡眠不足が続いている方は、できる限り1日6時間以上の睡眠時間を確保するよう、努力してみましょう。
洗浄成分が強過ぎるシャンプーを日常的に使用することにより、頭皮の角質が必要以上に剥がれて乾燥が起こることがあります。
角質が分厚くなりすぎるのも困りますが、角質が少なすぎると頭皮のバリア機能が壊れている状態となり、抜け毛が起こりやすくなります。
抜け毛が気になってきたら、とりあえずアミノ酸系など、洗浄成分が比較的弱く、低刺激性のシャンプーに変えてみることをおススメします。
若いころから育毛を意識したケアを行うことは、とても素晴らしい心がけです。
ですが、力を入れ過ぎて頭皮マッサージを行うと、皮下の毛細血管が切れてしまい、頭皮へ栄養分が届かなくなってしまうことがあります。
育毛ケアは優しく、ほどほどを心がけましょう。
一部分の髪がボロッと抜ける、いわゆる円形脱毛症が起こったら要注意です。
円形脱毛症は自然治癒することもありますが、放置していると悪化してしまうこともあります。
万が一円形脱毛症が起こったら、ひとまず内科で診察を受け、必要であれば皮膚科や心療内科でも診察を受けることをおススメします。
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