人には言えない若ハゲの症状、どうすれば治る？

薄毛と聞くと、30代後半から症状に悩まされる方が増えるというイメージがあります。

ところが、若年層の方の中にも、若ハゲの状態に悩まされている方が少なからず存在しています。
では、若ハゲとはどのような症状を指すのでしょうか？原因は？それでは、若ハゲの症状、そして、その原因と解決策について考えてみることにしましょう。

若ハゲの症状について

脱毛症にはさまざまな種類がありますが、若ハゲによく見られるのがＭ字ハゲ、また、頭頂部に薄毛が目立つ場合もあります。そして、このような症状が現れる前には、以下のような前兆が現れることがあります。

・なんとなく皮脂分泌が多くなった気がする
・脂っぽいフケが出るようになった
・シャンプー時などの抜け毛が多くなってきた
・抜け落ちた髪が全体的に細い

たとえば、毎日シャンプーを行っていなかった場合には、頭皮上で分泌された皮脂と汗、外部からの汚れが混じり合って頭皮と髪がべたつくことがあります。

また、頭皮を不潔な状態にしていると、脂っぽいフケが多くなることがあります。
ですが、毎日きちんとシャンプーを行って頭皮と髪の清潔を心がけているのに頭皮や髪がべたついたり、脂っぽいフケが出るようになったりしたのであれば、それは頭皮のターンオーバーになんらかの問題が生じている可能性があり、放置しておくと若ハゲが進行してしまうこともあります。

このようなときには、ひとまず薬用シャンプーに切り替えて、頭皮の皮脂分泌を抑える工夫を行ってみましょう。
これで抜け毛が治まるようであれば、ただ単にご自身の肌に合わないシャンプーを使用していた可能性が大。

ところが、これらの事柄に注意しても抜け毛が治まらないこともあります。
この場合では、頭皮が栄養不足を起こしている可能性がありますので、頭皮を清潔な状態にした上で、育毛剤で優しくマッサージを行ってみましょう。

若ハゲが進行しそうなときには？

セルフケアを行っても、若ハゲの症状が改善されず、逆に症状が進行していると感じたのであれば、それは単なる抜け毛ではなく、AGAの症状であると考えることもできます。

AGA治療には外用タイプの育毛剤の塗布、あるいは内服薬の服用がありますので、まずは専門医に相談してみるとよいでしょう。

AGA遺伝子検査のススメ

専門外来では、AGA遺伝子検査を受けることができます。
この検査は、現在の年齢に関わらず、将来的なAGAのリスクを探り出すものですので、今後の薄毛治療に役立つことは間違いありません。
さらに、別の血液検査を受けておくと、どのような育毛剤がご自身の体質に合っているのか、すぐに確認することができるというメリットもあります。
特に遺伝的な要素が災いして若ハゲの症状が起こっている場合には、身体の外部からはそれを確認することはできません。
現在若ハゲの状態になっている方も、諦めずに検査を受け、適切な方法で若ハゲ改善の治療を開始しましょう。